ITエンジニアが普段どんなツールを使って作業を効率化しているのかを知りたいです。
こんなお悩みにお答えします。
ITエンジニアは、どうすれば効率的に、円滑に仕事が進められるかをいつも考えています。
同じ作業を繰り返すことは大嫌いなので、自動化できないかを考えます。
「世の中を便利にするためにモノ作りをする」ことが仕事なので性分とも言えます。
このように効率的に仕事を進めるためには、効率化するためのツールが必要不可欠です。
今回は、ITエンジニアとして働いている方、ITエンジニアを目指している方へ向けて、
今まで僕が使ってきたツールの中でも、特におすすめしたい作業の効率アップに役立つツールをまとめて紹介していきます。
ぜひチェックしてみてください。
僕は現在、IT企業でエンジニアとして働いています。
エンジニア歴は、2006年から10年以上になります。
IT業界での僕の知識や経験がお役に立てれば幸いです。
ITエンジニアの作業効率アップに役立つツール
IDE
IDE(Integrated Development Environment)は、ファイルエクスプローラーやエディタ、コンソール、コンパイラ、デバッガーなどをまとめた統合開発環境です。
Visual Studio Code
Visual Studio Code(VS Code)は、Microsoftが開発した無料のソースコードエディタです。
動作環境は、Windows、macOS、Linuxに対応しています。
開発言語は、C#やVisualBasicといったMicrosoft社の言語だけでなく、HTML、CSS、JavaScript、Java、PHP、Pythonなど他にも多くの言語をサポートしています。
これら以外にも、typoチェックしてくれたり、正規表現をチェックしてくれたりなど、開発を便利にしてくれるプラグインは山程ありますので、ググってインストールしていきましょう!
IntelliJ IDEA
IntelliJ IDEAは、JetBrainsが開発したIDEです。
動作環境は、Windows、macOS、Linuxに対応しています。
開発言語は、Java、Scala、Kotlin、Groovyをサポートしています。
プラグインをインストールすることで、Ruby、PHP、Python、Goの言語にも対応できます。
バグが潜んでいそうなコードを指摘してくれたり、よりパフォーマンスの高くなるコードを提案してくれたりと高度な解析エンジンが開発をサポートしてくれます。
Repl.it
インターネットとブラウザさえあれば開発をすることができます。
50以上のプログラミング言語に対応しており、フロントエンドからバックエンドの開発まで幅広い開発環境をサポートしています。
使い方については、以下の記事で解説しています。
無料のクラウドIDE「Repl.it」が凄い!共同開発やGitHub連携もできる!
タスク管理
Backlog
Backlogは、ウェブ制作、ソフトウェア開発、大手広告代理店、全国版新聞社など様々な業種で使われている有料のプロジェクト管理ツールです。
ガントチャートでプロジェクトの進捗を視覚的に見れたり、課題やバグなどのタスクを管理することができます。
また、SVNやGitなどにも対応しており、ソースコードやドキュメントのバージョン管理を行えます。
Asana
Asanaは、有料(個人利用は無料)のプロジェクト管理ツールです。
Facebookの共同設立者とエンジニアによって、2008年に立ち上げられ、2019年には、日本にもオフィスを開設しています。
タスク管理だけではなく、GmailやSlackなど、100以上の製品と連携し、1箇所にまとめることができます。
タスク管理のレイアウトは、リスト形式とカンバン形式の2つから選択することができ、チャットでメンバーとコミュニケーションをとることができます。
Geekbot
Geekbotは、Slackで使えるボットアプリです。
話す内容が決まっている朝会や出退勤などのルーティーンワークを自動化することができます。
あらかじめGeekbotに質問と起動時間を登録しておき、時間になったら回答するだけで、回答内容がSlackのチャンネルに周知されます。
Slackでの会話なのでミーティングの場に行く必要もありませんので、時間効率を向上させることができます。
ブラウザ
Biscuit
Biscuitは、ChromeやGmail、Drive、Slack、Trello、SNSなど、80種類以上のアプリをまとめて管理できる無料のブラウザです。
動作環境は、Windows、macOS、Linuxに対応しています。
Gmailのアカウントを複数所持している場合、アカウントごとにGmailアプリを管理できますし、仕事やプライベートなどアプリをグループ化して分けることができるので大変便利です。
僕はこれまで「Station」を使っていましたが「Biscuit」へ乗り換えました。
Chrome拡張
EditThisCookie
Chromeに保存されているクッキーを表示、編集することができます。
Octotree
GitHubのソースをツリー表示してくれます。
Chrome以外にも、Firefox、Safari、Operaで使えます。
Web Developer
JavaScriptやCSSなどブラウザのいろんな機能のON/OFFをしてくれます。
Webデバックに活用しています。
Chrome以外にも、Firefoxで使えます。
Google 翻訳
言わずと知れた翻訳ツールですね。
テキスト選択した部分を翻訳してくれます。
Tabmemfree
Chromeのメモリの消費を抑えてくれます。
タブをたくさんの使う方には、特におすすめです。
Wappalyzer
Webサイトで利用しているサーバーやソフトウェア、サービスがひと目でわかります。
Chrome以外にも、Firefoxで使えます。
Eye Dropper
閲覧しているWebページのカラーコードを調べることができます。
ターミナル
iterm2
iterm2は、無料のコマンドラインツールです。
動作環境は、macOSに対応しています。
UIのカスタマイズはもちろんのこと、画面分割したり、直接ファイルを開けるなど、便利な機能が豊富に搭載されていますので、多くのMacユーザーに愛されているツールです。
リモートサーバークライアント
Putty
Puttyは、無料のリモートサーバー接続クライアントです。
動作環境は、Windowsに対応しています。
リモートサーバへの接続だけでなく、ファイル転送や、公開キー認証に対するユーザーの制御などの機能も搭載されています。
Rlogin
Rloginは、無料のリモートサーバー接続クライアントです。
動作環境は、Windowsに対応しています。
リモートサーバへの接続だけでなく、ポートフォワーディングによる多段SSH接続や、sftpでのファイル転送、サーバ接続情報をバックグランドで表示、コマンドの同時送信など、便利な機能が搭載されています。
WinSCP
WinSCPは、無料のリモートサーバー接続クライアントです。
動作環境は、Windowsに対応しています。
FTP、FTPS、SFTPを使ってローカルコンピューターとリモートコンピュータ間で安全にファイルを転送することができます。
データベースクライアント
DBeaver
DBeaverは、無料のデータベース接続クライアントでGUIでデータベースを管理することができます。
動作環境は、Windows、macOS、Linuxに対応しています。
MySQL、PostgreSQL、SQLite、Oracle、DB2、SQL Server、Sybase、MS Access、Teradata、Firebird、Apache Hive、Phoenix、Prestoなどのデータベースをサポートしています。
データベースやテーブルの操作以外にもER図を表示する機能などが搭載されています。
A5:SQL Mk-2
A5:SQL Mk-2は、無料のデータベース接続クライアントでGUIでデータベースを管理することができます。
動作環境は、Windowsに対応しています。
Oracle、Microsoft SQL Server、DB2、PostgreSQL、MySQLなどのデータベースをサポートしています。
データベースやテーブルの操作以外にもER図の作成やSQLの整形、実行計画の取得、SQLの実行結果をエクセルに出力してくれたりと便利な機能が多く搭載されています。
素晴らしいツールなのですが、macOSに対応していないのが残念なところです。
APIクライアント
Postman
Postmanは、GUIで操作する無料のAPIクライアントです。
動作環境は、Windows、macOS、Linuxに対応しています。
APIのリクエスト実行、レスポンス確認だけでなく、テストを作成することも可能です。
APIの開発と検証の生産性を向上してくれる有用なツールです。
Advanced REST Client
Advanced REST Clientは、Chrome拡張として無料で使えるAPIクライアントです。
APIのリクエスト実行、レスポンス確認をChrome単体でできるので便利です。
ネットワークキャプチャ
Fiddler
Fiddlerは、HTTP/HTTPSリクエストやレスポンスの確認や書き換えができるネットワークキャプチャツールです。
動作環境は、Windowsに対応しています。
リクエストやレスポンスを動的に書き換えることでプログラムを変更なしに検証することができたり、リクエストを記録し再現したり、ダミーのレスポンスを返却することができます。
パケットキャプチャ
Wireshark
Wiresharkは、ネットワーク(LAN)上に流れるパケットを見るためのパケットキャプチャツールです。
動作環境は、Windows、macOS、Linux、各種BSDに対応しています。
ネットワーク上に流れるいろいろな種類のパケットをリアルタイムにキャプチャして、パケットの種別や値を確認することができます。
主にネットワークのトラブルシューティングに利用します。
パケットのフィルタリングができたり、パケットをCSVやXML、JSONに出力することも可能です。
パフォーマンス計測・負荷テスト
JMeter
JMeterは、Webシステムのパフォーマンス測定や負荷テストを行うことができる無料ツールです。
動作にはJavaのインストールが必要です。
大量のリクエストを送信した場合のパフォーマンスを計測したり、負荷に耐えうるかをテストします。
脆弱性テスト
OWASP ZAP
OWASP ZAPは、Webサイトの改ざんや個人情報の漏えいなど、Webシステムのセキュリティを診断することができる無料ツールです。
動作環境は、Windows、macOS、Linuxに対応しています。
脆弱性は、レベル0~3の4段階のレベルが用意されており、どの程度の攻撃に耐えられるのかを判断することができます。
差分比較・マージ
WinMerge
WinMergeは、GUIでフォルダとファイル両方を比較することができます。
動作環境は、Windowsに対応しています。
差分には色を付けてわかりやすく表示してくれるので、差分のマージ作業が楽になります。
CompareMerge
CompareMergeは、GUIでフォルダとファイル両方を比較することができます。
動作環境は、macOSに対応しています。
WinMergeの機能に近いmacOS用のツールです。
ホワイトボード
Miro
Miroは、オンライン上で共同編集ができる無限領域のホワイトボードです。
ブラウザで共同編集ができるので、Web会議で活躍します。
マインドマップやブレインストーミング、アジャイルボードなど、さまざまな目的に対応するテンプレートが用意されているのでスムーズに作業に取りかかることができます。
GoogleやSlackなど70以上のアプリと連携できますし、写真をOCR(文字認識)でデータ変換してMiroに取り込んでくれる機能なども搭載されています。
コミュニケーション
Slack
Slackは、75 万社を超える企業が利用しているビジネスチャットツールで、もはやチーム作業には必須といえるコミュニケーションツールです。
GoogleやAsanaなど外部のWebサービスとの連携もできますし、コミュニケーションをもっと便利にしてくれるSlackアプリも豊富です。
絵文字はジェネレーターで作っています。
Zoom
Zoomは、ビデオを使って相手とのコミュニケーションを可能にするWeb会議ツールです。
セミナーやミーティングのオンラインで開催を実現します。
リモートワーク・テレワークには必須といえるサービスです。
Slido
Slidoは、会議やセミナー、イベント等でのQ&Aやライブ投票を実現するサービスです。
講演者へ手を挙げることなく、チャットで質問や投票ができたり、自分の意見がスクリーンへ表示されたりと、リアルタイムに双方向のコミュニケーションを実現することができます。
メモ帳
Simplenote
Simplenoteは、ToDoリストの作成やアイデアのメモを簡単に行うことができるサービスです。
動作環境は、Windows、macOS、Linux、Android、iOSに対応しています。
データはクラウドで保存されており、いつでもどこでも編集することができます。
メモが増えた場合でもタグやピンを使ってまとめることができます。
MarkDownにも対応しているので、文字の装飾も簡単に行えます。
開発サポート
codic
変数名などのネーミングをいい感じに生成してくれます。
Regex Pal
正規表現のチェックをしてくれます。
gitignore.io
gitignoreを作ってくれます。
Tech-Unlimited
URLエンコード・デコード、HTML特殊文字変換など便利なツールがまとめられています。
まとめ
今回は、ITエンジニアとして働いている方、ITエンジニアを目指している方へ向けて、今まで僕が使ってきたツールの中でも特におすすめしたい作業の効率アップに役立つツールをまとめて紹介してきました。
本記事で紹介した以外にも、仕事に役に立つツールがインターネット上にたくさん公開されています。
普段の仕事で不便を感じる時には、それを解決できるツールがないかをググってみましょう。
ツールを導入することで、あなたの仕事のレベルが上がるはずです。
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